製造業ダッシュボードの実例|歩留まりの原因分析を体験

ある時期から低下した歩留まりを、気になった数字から不良・製品・装置・ロット・工程条件へ掘り下げます。ガイド付き調査は約5分、自由探索は同じデータを好きな順で確認できます。

WORKBOOKYield investigation更新 2026/08/16
架空データ学習用
GUIDE 1 / 6異常期間を見つける

歩留まり推移で、落ち込みが続く期間を選びます。

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FILTERS絞り込み
対象56ロット28,510個
総検査数28,51056ロット
良品数27,590検査数 − 排他的な不良数
歩留まり96.77%良品数 ÷ 総検査数
不良数9204分類の合計
SHEET 01

歩留まり推移

クリックで期間選択

通常域95%未満日付は8月
SHEET 02

不良内訳

排他的分類

選択すると比較とロットが連動します。

SHEET 03

製品 × 装置

歩留まり / 処理数

製品別

装置別

DETAIL

ロット明細

56ロット / 上位12件

ロットID日付製品 / 装置検査数歩留まり不良数比較へ追加
F26-15-AX7-108/15AX-7CVD-0150198.40%8
F26-03-AX7-108/03AX-7CVD-0148098.33%8
F26-08-AX7-208/08AX-7CVD-0251798.26%9
F26-12-AX7-108/12AX-7CVD-0151198.24%9
F26-05-BZ4-208/05BZ-4CVD-0249598.18%9
F26-09-BZ4-108/09BZ-4CVD-0148998.16%9
F26-05-AX7-208/05AX-7CVD-0252798.10%10
F26-14-BZ4-208/14BZ-4CVD-0252698.10%10
F26-09-AX7-108/09AX-7CVD-0152198.08%10
F26-06-BZ4-108/06BZ-4CVD-0149998.00%10
F26-11-BZ4-208/11BZ-4CVD-0253697.95%11
F26-06-AX7-108/06AX-7CVD-0153197.93%11
COMPARE

工程条件

比較群を固定

正常・異常を1ロットずつ選択

比較群はフィルターを変えても残ります。

EVENTS

変更履歴

一致 ≠ 原因

VALIDATION

確認実験

観察データとは別の実験結果です

原因候補を選んでから確認します。

このダッシュボードでできること

KPIを眺めるだけでなく、同じロットデータを起点に「いつ・何が・どこで」を絞り、工程条件と履歴へ接続できます。

製造現場の要件整理

どのグラフをクリックすると、どの表まで連動すべきかを体験できます。BI開発担当者へ伝える画面要件のたたき台になります。

歩留まり分析の学習

総検査数を分母にした歩留まり、不良内訳、層別、正常群との条件比較を一つの流れで確認できます。

データ準備の理解

検査結果だけでは調査が止まります。ロットIDを介して製品、装置、工程条件、変更履歴を結ぶ必要性が分かります。

原因調査の流れと、各チャートが答える問い

  1. 歩留まり推移で「いつから変わったか」を探す
  2. 不良内訳で「どの不良が増えたか」を見る
  3. 製品・装置比較で「どこに偏るか」を絞る
  4. ロット一覧で「比較すべき正常群・異常群」を作る
  5. 工程条件と変更履歴で「何が違ったか」を照合する
  6. 別の確認実験で「原因候補を再現・反証できるか」を確かめる

このダッシュボードを作るには

KPI表示画面は現状把握に向きます。原因調査画面には、同じ対象へ絞り込めるキー、比較群を保持する仕組み、履歴へたどるデータモデルが必要です。

検査・不良データロットID、検査日時、総検査数、良品数、不良項目、不良数。分類が排他的か重複可能かも定義します。
製造実績ロットID、製品、工程、装置、処理開始・終了日時。装置別比較では不良数だけでなく処理数を分母として保持します。
工程条件ロットIDまたは処理履歴ID、レシピ版、圧力、電力、温度、流量など。単位と有効期間を揃えます。
保全・変更履歴装置ID、変更日時、変更種別、変更前後、作業記録。処理時刻に対してどの設定が有効だったか判定できる形にします。
確認実験実験ID、仮説、固定条件、変更条件、実施順、結果。量産の観察データと区別するフラグを持たせます。

結合粒度に注意:1ロットに複数の不良行と複数の工程履歴をそのまま結合すると、行が掛け算で増えて検査数が重複します。先にロット粒度へ集約するか、検査・不良・工程履歴を別のファクトとして扱い、ロットIDや処理履歴IDで関係付けます。更新時刻、欠損、単位、装置名の表記揺れも、BI画面を作る前に管理する必要があります。

歩留まりダッシュボードのFAQ

このダッシュボードは実データを使っていますか?

いいえ。再現可能な固定の架空データだけを使う学習用デモです。実在の会社、工場、製品、装置とは関係ありません。

不良数は重複して数えていますか?

このデモの4つの不良項目は排他的分類です。各ロットで、良品数と4分類の不良数の合計が総検査数に一致します。

グラフで偏りを見つければ原因と判断できますか?

判断できません。時系列・製品・装置・条件変更の一致は原因候補です。このデモでも、通常の観察データと、条件を戻した確認実験を分けて表示しています。

Power BIやTableauのテンプレートを配布していますか?

配布していません。このページは、製造業向けBIの画面要件とデータのつなぎ方を具体化するためのブラウザ体験です。

自社データで歩留まりを計算できますか?

このページではできません。日別の良品・不良品数を使う既存の歩留まり解析ツールで、ブラウザ内CSV解析を試せます。

今回のデモは画面要件と調査の流れを学ぶものです。手元の集計、工程の安定性、能力、改善実験は専用ツールで確認できます。